心と早漏のバランス

早漏の原因は殆どの場合、体の問題ではなく心の問題、心因性であると言われています。
また、早漏と言えば女性が達するよりも射精が早いこと、という概念がありますが、実際のところ行為を始めてから何分ぐらいだと早漏、という明確な基準はありません。

そもそも男性に比べて女性は性的満足感を得るのが遅いため、男性が我慢せずに身を任せた場合女性が満足するよりも先に射精してしまう割合が多いのです。
特に若い男性にはこれが多く、性行為に不慣れなため性的コントロールが上手くいかず、女性が満足するより先に射精に至り早漏と言われることも多々あります。
パートナーに「早い」などと指摘された場合、それが極端に早い場合でなくても男性にとっては「自分は早漏かもしれない」という性的な悩みが芽生えてしまうのです。

男性は2種類の自律神経の働きから勃起、そして射精へと至ります。
しかし前述したように性的な悩み(ストレス)を抱えていたり、一度早漏という不安を頂いてしまっているため今度もそうだったら、という緊張感によって自律神経が混乱し、通常よりも早く射精してしまうことがあります。
それが心因性早漏と呼ばれるものです。
身体的に問題がない場合、殆どの早漏患者はこの心因性早漏であることが多いです。

早漏を改善するには、まず自律神経を混乱させないよう、リラックスした気持ちで性行為に臨むのが良いでしょう。
気持ちのコントロールが上手くできない、という場合は早漏治療薬などの力を借りてみるのもひとつの方法です。

SSRIの抗欝剤を飲んでる人は早漏にならない?

SSRIとは選択的セロトニン再取り込み阻害薬といい、抗鬱剤の一種です。
旧来の抗鬱剤は副作用が強く、選択する医師や使用する患者から嫌煙されていましたが、その副作用をより少なくすることを目的として開発されたのがSSRIの抗鬱剤です。

それでも薬である以上まったく副作用がない、というわけではなく、性機能障害(性欲の低下・射精の遅延・性的興奮の障害)の副作用報告はあります。
ただし、これも他のどの医薬品にも言えることですが、医薬品に副作用があるとしてその副作用が薬を服用した患者全員に出るわけではありません。
したがってSSRIの抗鬱剤を飲んでいるからと言って、必ず副作用である性機能障害が現れ、早漏にならないかと言えばそんなことはありません。

薬の効果・副作用は個人の体質によることもあります。
臨床実験などでSSRIの抗鬱剤の性機能障害があること自体は発見されていますが、それも被験者の一部に出た症状であり、確率で言えば数%程度です。